テックボールプレーヤーになって世界一を目指す
元サッカー選手

Vol. 0
2021年9月10日掲載分

プロフィール
1992年、東京都生まれの29歳。8歳の時にサッカーを始め、アメリカ、フランス、日本の3カ国でサッカー選手として活躍する。2018年にはアジア大会2018でテックボール日本代表に帯同し、通訳兼選手としてオリンピック会長の前でテックボールのデモンストレーションに参加。以後、フットサル選手としても活動をしたが2021年春に引退。現在はテックボールで世界一になるために日々トレーニングを積んでいる。好きなものは空と海。

もう一度何かに向かって頑張りたい。

「アスリート生活に一度ピリオドを打ったが、やはりアスリート体質は変わらなかった」と、再び腰を上げて前に進み出した。LGBTQスピーカーとしての顔も持つ友近が競技者として戻ってきたのは引退から僅か5ヶ月後。生粋のサッカー好きはサッカー好きのままだった。

テックボールと出会ったのは2018年、日本に帰国した時だった。怪我によりしばらくの間日本に残ることになった友近は知人の紹介でフットサル場のスタッフとして働くことになった。当時のフットサル場の支配人が日本代表であったこと、フットサル場にテックボール台が常設されていたことから、始める条件は全て揃っていた。そんな環境で遊びながらテックボールを始めることになるが、2018年初夏にあった東京大会の参加によってめいみの人生に変化が訪れる。

団体戦で優勝を納めたチームの一員だった友近は、アジア大会2018の日本代表に帯同をすることになったのだった。その後もテックボールに関わり続けるが、一年後に再びサッカー選手としての挑戦することを決意し、一度テックボールから離れる。

元々はプロサッカー選手となることを夢見て練習に明け暮れた青年時代。20歳でアメリカ、その後フランスに渡るも、夢を叶えることは出来ず、28歳の春にサッカー選手としての活動を終えることを決意したのだった。

ところが、長年積み重ねてきたボールタッチの感覚は次の可能性を与えてくれた。サッカー選手を引退をし、その後自分と向き合う時間を取った友近は、2021年8月、テックボールの競技者として再びアスリートの道を歩み始めることを決意する。

「純粋にやりたいという気持ちを大切にしたい」そう語る友近の目には何が映っているのか。友近萌美の魂の奥底を見つめた。

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